ミツバチワックス?!蜜蝋クリームを自宅でつくってみよう
2019.01.06

今回は手軽につくれて身体に優しい、100%天然成分で無添加の蜜蝋クリームを紹介!精油は揮発性ですが、クリームにすると香りが長時間持続し、1度塗ればある程度効果が持続し、精油の効果で虫除け効果にもなり、アウトドアや外出先にとても便利です!好みの香りで作れば煉香水にもなったりと様々な用途も。
蜜蝋ってなに?
蜜蝋とは、ミツバチが巣をつくるときにつくり出すワックスです。ミツバチはハチミツを食べて、腹部から蝋を分泌してミツロウを体内につくりだし、その蝋に唾液を混ぜて自分で加工して六角形の綺麗な巣が出来あがります。つくられた蜜蝋には、ミツバチの排泄物などの不純物が含まれているので、用途に応じて必要な加工(ろ過)を何度も繰り返されて蜜蝋が出来あがります。ミツロウは保温・柔軟・殺菌作用があり、クリームや軟膏、石鹸、ロウソク、建材、皮革などのさまざまな製品の原料になります。
用意するもの

・蜜蝋 2g (目安:2g=小さじ擦り切り1杯)
・精油 2~3滴
・植物油(キャリアオイル) 10ml
・ビーカー
・木製の棒(割り箸など)
・保存用の容器
※材料は全てアロマショップで購入できます。
つくりかた

1.ビーカーに蜜蝋と植物オイルを入れます。
※蜜蝋の量を少なくすると、柔らかいクリーム、多くすると固めのクリームが作れます。
※植物オイルは酸化しにくいホホバオイル最適です。又は、スイートアーモンドオイルが良いでしょう。

2.弱火で湯煎にかけて割り箸や木べらなどで混ぜながら蜜蝋を溶かします。

3.蜜蝋が完全に溶けるまで約5分くらいです。

4.蜜蝋が溶けたら、手早く保存用の容器に流し込み、冷めてくると、まわりからうっすら白くなります。この時に精油を加えます。

5.よく混ぜましょう。固まったらできあがりです。

6.完成です いい香り!
お好きな香りで是非作ってみてはいかがですか?
※使用時の注意
作ったクリームは冷暗所(夏場は冷蔵庫)で保存し、ホホバオイルは6ヶ月以内、それ以外の植物油は2ヶ月程度を目安に使いきりましょう。

【おまけ】
~ビーカーに残った蜜蝋の使い方~
乾いた布で拭き取り、そのまま家具やフローリングの床磨きにも効果的!仕上げにから拭きすればピカピカになります!
蜜蝋クリームの用途とおすすめの精油
1種類でも、2~3種類で3滴までブレンドしてもOK!
《虫 除 け》・・ラベンダー、レモングラス、ゼラニウム、ティートリー
※精油には、殺虫剤のように虫を殺す働きはありませんが、薬局で売られている虫除けスプレーは苦手、と思う方!蚊などの昆虫は特定の精油の香りを嫌うので、虫に刺されにくくなります。
《ハンドクリーム》・・ラベンダー、サンダルウッド、ゼラニウムなど、好みの精油で
※精油の濃度は1%前後に希釈しましょう。
《リップクリーム》・・ラベンダー、カモミール・ローマン、スイート・オレンジ、ペパーミント
※唇は粘膜に近いので、精油の濃度は0.5%程度に希釈しましょう。
《足の水虫に》・・ティートリー、ラベンダー、パイン、パチュリー
《煉 香 水》・・ジャスミン、ローズオットー、ネロリなど、お好みの精油で
※ベルガモット・レモン・グレープフルーツを使用する場合は、肌に塗った後、日光に当たると皮膚に炎症を起こす場合があるので注意してください。
※3歳未満の乳幼児のお肌には使用しないでください。